インタビューは2022年2月上旬に行いました。
Q1. 自己紹介をお願いします
参議院議員の自見はなこです。小児科医から国会の現場に6年前に送って頂きました。主に国会議員としては、医療政策と子ども、女性政策に取り組んでいます。
Q2. 政治家を志した理由は何ですか?
私は40歳で当選していますけれども、38歳の時に全国組織の日本医師連盟から推薦候補として決定して頂きました。その時に、私が日本医師連盟の候補者に手を挙げたんですけれども、その手を挙げたきっかけは、国民皆保険を守りたい、次の世代に渡したいと思う、具体的な事象に出会ったところから始まっています。海外では当たり前ではない、ですが日本では当たり前だと思われている皆保険は、政治で守るしかないというふうに思っています。
Q3+Q4.この任期(6年弱)で特に注力したテーマや法案を2つ教えてください。
この6年間で、20本近い法律に深く関わっていますので、2本というのはなかなか難しいんですが、大きくは医療政策と、もう一つの大きなかたまりは子ども政策です。一つ目の医療政策の大きなかたまりは、外国人の方々が使う医療費が、日本の場合、70年間健康保険法の改正が行われていなかったので、日本に住んでいない外国人の方々でも、日本の保健所が使えるという実態がありましたが、それが使えないように。日本に住んでいる居住要件を課して、(住んでいる)方しか皆保険制度が使えない制度に変えています。それが医療です。
また子どもは、成育基本法という、医療と教育と療育と福祉を一元化する議員立法の制定に関わりまして、この時に実はこども家庭庁創設を作るのだ、ということを盛り込んでおりましたので、今国会で作る、いわゆるこども家庭庁はまさに成育基本法から始まって、また私と参議院議員の山田太郎先生の2人で、ここまでやってきたという思いがありますので、2つ目の子ども政策の中では、こども家庭庁、基本法、こども家庭庁設置法と基本法ということになろうかと思います。
Q5. 次の任期で注力したいと思っているテーマは何ですか?
もう圧倒的に、これ2つでして、先ほどと同じです。医療ですね。コロナ禍の後の医療提供体制を本当にどうしていくんだという、シビアな議論がこれからやってきます。そこに対して、医療現場では、2024年から働き方改革がありまして、労働時間に上限が決まって、罰則が付きます。これをどういかに現場で運用する時に、スムーズにできるのかというところを、見極めるタイミングなんですが、コロナが来て、現場は対応が本当に遅れています。ここについてしっかりと、地域医療を守りながら、勤務医の方々の健康を守るということに注力する。これが一つ。
あとはこども家庭庁設置法案が無事に通れば、令和5年4月1日から設置ですので、ここに魂を入れるというのが、私の2つの大きなテーマだと思っています。
Q6. 若者にまつわるテーマで今最も重要だと思っている課題は何ですか?
これは孤独孤立や、教育の負担軽減だと私は思っています。大学の進学率がここまで高くなっている中で、学びたいと思う学生さんたちが、学ぶことは、もはや権利に近い状態なんだと思うんですね。ところが、ご案内のように、世帯の所得が、本当にこの15年、20年で落ちているので、教育費を捻出するのが家計にとって相当な負担感があります。教育費に対しても、子ども関連予算倍増というのが、こども庁の、私たちの目的ですので、ぜひここは子どもたち、みなさま若者ですけれども、学習支援や大学に対するもっともっと手厚い支援、そういったところを含めて、就労支援にまで結びつけていく必要があろうかと思います。世帯の所得を上げたいと思っています。
Q7. 次回参院選(2025年)までの被選挙権年齢引き下げに賛成ですか?もし賛成なら、何歳まで引き下げるべきという意見もあればあわせて教えてください。
私は賛成です。コロナの中で、特に若いリーダーシップが求められているというのは、世界でも共通なんですね。それから同時に、20歳から18歳まで、様々年齢を引き下げた経緯もありますので、マイナス2歳というのは妥当な線ではなかろうかと思います。自分が参加できるんだということで、意識も変わると思いますので、ここはぜひやるべきだと思っています。
Q8.所属する政党(自民党)のPRしたい点は何ですか?
今はまさに「聞く力」なんではないかと思います。自民党ですけれども、ただ聞く力だけで、行動力、決断力、実行力がなければ、意味がありませんので、聞く力を持って、実行力に移していく、というところが一番大事かなと思いますが、自民党はそういう意味では、与党の経験も長いということもあって、実効性という意味では、十分に担保ができていると思いますので、信頼していただいて良い政党だと思っています。
Q9.自分以外に注目してほしい国会議員を教えてください。
もうたくさんおられます。特に若手、自分はまだ参議院一期目ですけど、衆議院の5期生以下とか、参議院の2期生以下で、素晴らしい先生たち。日本を引っ張っていかれる先生方が、宝物のような先生方がたくさんいるんですね。その中で、あえて今回お名前を出すとすれば、私と一緒に活動してます、山田太郎先生は、デジタル民主主義ですとか、新しい手法を、民主主義に入れるというところもかなり長けておられますし、子どもたちに対して気持ちが熱い、先生です。太郎とはなこの勉強会で、こども庁もここまでやってきましたので、あえて一人ということであれば、山田太郎先生を挙げたないと思っています。
Q10.政治家に必要な資質は何だと思いますか?その上で、自分に投票してほしい理由を教えてください。
政治家に必要な資質は、忍耐だと思います。あと正義感。私なんかは正義感が大変強い方なんですけど、ここに来て思うのは、やっぱり物事をちゃんと動かすためには、一番自分が磨かなきゃいけないのは、忍耐だなと思います。相手の気持ちを思いやるとか理解する、自分の人間力を深めないと、たぶん政治の場で、自己実現はできないんだろうなというふうに思っています。日々先輩から、色々その辺り教えて頂いています。また自分のポイントと言いますか、PRポイントは、普通の感覚を持っていることなんだと思います。生活者目線、女性目線、子ども目線で、現場を知っていますので、お母さんたちが、今シングルマザーがすごい多いんですね、みんな悩みながら子育てをして、だけど最善を尽くそうと思いながら自分を責めていたりするんですけど、そういうお母さんたちの気持ちになった時に、今の政党政治のあり方の中で議論されている言葉を、本当にそのままお母さんたちに伝えられますか?というところが、非常に重要なんですね。ですから、当事者目線、生活者目線というのが、私なりに、政治家として大事にしていきたいところでもありますし、それを今実行しているとも思っていますので、もっともっと謙虚に、皆様のお声を聞いて、実行していきたいと思います。
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2022年参院選立候補予定者インタビュー、
今回は、自民党の自見はなこ 参議院議員(全国比例)です。
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