インタビューは2022年1月下旬に行いました。
Q1. 自己紹介をお願いします
公明党参議院議員の竹谷とし子です。現在2期目で、今年7月に改選を迎えます。東京選挙区選出の議員です。議員にならせていただく前は、大学を卒業後、公認会計士として、監査法人で約4年間、その後はコンサルティングファームに移りました。ITを活用した業務改善のプロジェクトのマネジメントを約14年間やっておりました。
Q2. 政治家を志した理由は何ですか?
公明党からお声がけを頂きまして、それまでがむしゃらに働いてきましたけれども、社会の役に立つ仕事をしたいという志を持っていましたので、今までの経験が生きるのなら、お役に立たせて頂きたいと思い、立候補させて頂きました。
Q3+Q4.この任期(6年弱)で特に注力したテーマや法案を2つ教えてください。
これまで特に食品ロス削減推進法の制定に携わってきました。食べられるのに捨てられている食品ロスの問題と、フードバンクへの支援を行っていくということで、超党派の議員連盟の事務局長として、合意形成に奔走してきました。みなさんのご協力を頂いて、また市民の方々から、大きな力強い後押しを頂きまして、令和元年5月に全会一致で成立をさせることができました。
もう一つは、税の無駄削減に取り組んできました。1期目の時ですけれども、国債整理基金という国の基金を7兆円減額をして、そのためにかかっている約700億円の未払い費、これを削減するということを実現させて頂きました。これまで累計6000億円ほどの税金の無駄削減を実現することができました。
Q5. 次の任期で注力したいと思っているテーマは何ですか?
デジタル化と地球温暖化対策、気候変動対策です。デジタル分野、ITの仕事をしていた経験から、女性にも向いている仕事だと思うんですけれども、今女性の比率が2割ぐらいだと思います。これはスキルを学ぶ機会がないことと、長時間労働という労働環境が問題だと思っていますが、一方で、ITの人材が最大79万人不足するという経済産業省の委託調査もありますので、社会のニーズが非常に高い分野だと思っています。そこで無料の職業訓練を希望する人に、デジタル分野の職業訓練を受けて頂いて、伴走型の就労支援を行うことで、今デジタル分野の仕事にはスキル不足で就けない人にも就いていただく。特に女性の後押しをしていくということで、女性のデジタル人材育成10万人プランというものを、政府に提案をしています。
もう一つは、温暖化対策です。公明党の環境部会長として日本の技術で省エネや、また再エネの導入を推進することによって、今化石燃料の輸入にかかっているお金を国内にも循環させることで、気候変動対策と経済成長、両方を実現していくということに取り組んでいきたいと思っています。
Q6. 若者にまつわるテーマで今最も重要だと思っている課題は何ですか?
環境、教育、貧困、ジェンダー。SDGsに関係するものは、若者の皆さんに全て関係することであると思っています。今私たち政治家が決める政策というものが、未来を生きる若者に非常に大きな影響を与えると思っています。特に室橋さんからもよくお話聞いていますけども、若者の皆さんが何を考えているのか、何をしてほしいのか、ということをよく聞きながら、一緒に政策を進めて実現していきたいと思っています。
Q7. 次回参院選(2025年)までの被選挙権年齢引き下げに賛成ですか?もし賛成なら、何歳まで引き下げるべきという意見もあればあわせて教えてください。
被選挙権年齢の引き下げに賛成です。段階的に18歳まで引き下げていくべきだと思っています。みなさんの将来に大きく関わる政策決定の場に若者の声を反映させていくということは、非常に重要なことですし、若者の中にも政治の資質を持っている方々がいると思います。多様な声を政治に反映させるという意味においても、できるだけ若い層の声を代弁する政治家が現れてくるべきだと思っていますし、世代が違う私たちも若者の声をしっかりと聞いて、連携して一緒に取り組んでいくべきだと思っています。
Q8.所属する政党(公明党)のPRしたい点は何ですか?
全国で約3000人いる地方議員と国会議員のネットワークです。
例えば室橋さんにお繋ぎ頂きましたけれども、生理の公平という、生理用品が買えないほど困窮している女性、また生理がある人の問題について、声を届けて頂きましたけれども、国でも取り組みを進めましたが、地方自治体の取り組みで、学校のトイレに設置をしたり、また無料で配布をしたり、という運動を昨年公明党として全国で展開させて頂きました。こうしたことも、全国のネットワークがあるからこそ、実現できたことだと思っています。
Q9.自分以外に注目してほしい国会議員を教えてください。
公明党の伊藤孝江さんです。兵庫選挙区の伊藤孝江さんです。弁護士として、女性、子どもの人権にゆるぎない、法律面からの考え方を持って、一緒に政策面からの後押しをしてくれる人です。児童虐待、ヤングケアラー、またひとり親の支援等、一緒に取り組んできました。
Q10.政治家に必要な資質は何だと思いますか?その上で、自分に投票してほしい理由を教えてください。
政治家に求められる資質というのは、当然一定の知見や経験ということがあると思いますけれども、政治家に寄せられる現場の課題というのは、非常に多様でありますので、日々真摯に学び続ける姿勢、そして現場の声を聞く姿勢が必要であると思っております。その上で、私は公認会計士、また企業の財政を見てきたという経験があります。その意味で、数字に強いということも、政治家として重要なことだと思っておりますので、女性の国会議員唯一の公認会計士として、しっかり取り組んでいきたいと思っています。
「single-issue」は、日本若者協議会がつくっている政治メディアです。
2022年参院選立候補予定者インタビュー、
今回は、公明党の竹谷とし子 参議院議員(東京)です。
■竹谷とし子 参議院議員
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