インタビューは2022年1月下旬に行いました。
Q1.自己紹介をお願いします
日本共産党参議院議員の山添拓です。出身は京都です。選挙区は東京で、今1期目を終えようとあと半年ぐらいというところです。予算委員会や法務委員会、憲法審査会などに所属して活動しています。そうですね、弁護士としてもともと仕事をしていました。趣味はご存知の方もいらっしゃいますけれども、鉄道写真が趣味だったりします。
Q2.政治家を志した理由は何ですか?
弁護士として働いていて、原発事故の被害賠償事件ですとか、あるいは過労死事件などに取り組んできたのですが、原発を本当に無くそうと思えば、あるいは過労死を本当に無くして労働時間を短く規制しようと思えば、やっぱり一つ一つの事件だけではなく、政治そのものを変える必要があるという思いが出発点です。
また憲法を守り生かす政治をしたいという思いから、政治家を目指そうと思いました。
Q3+Q4.この任期(6年弱)で特に注力したテーマや法案を2つ教えてください。
私は、国会論戦を踏まえて、論戦を通じて政治を動かすっていうことを意識して取り組んできました。どの質疑でも、実態を示して、そして政治の悪政を示して、変えようと思ってきたのですけれども、例えば働き方の問題では労働時間の問題や、あるいは最低賃金の引き上げを求めてきました。厚労大臣が今の最低賃金が暮らしていくのに不十分だという認識を示したと、最低賃金私たちは1500円を求めていますけれども、今の金額では足りないっていう認識を示したことは、その後の最低賃金の引き上げにも大事な意味があったのではないかというふうに思っています。
もう一つはですね、世論と論戦が結びついて、悪政を止めるという意味での経験も光ったのではないかと思っています。検察庁法改正案が国会に出されたときに、黒川検事長の問題などもあって、検察の人事に官邸が口を出すような仕組みを作ろうとすると。これは大問題だということで、世論も大きく広がったわけですが、論戦と結んで廃案に追い込んだということ、これは大きな経験だなと思っています。
Q5.次の任期で注力したいと思っているテーマは何ですか?
たくさんありますけれど、やっぱり若い世代が、大学に行けば高い学費で、そして奨学金は借金で、そして働き出せば賃金は安い、あるいは長時間労働、パワハラ、そういう困難に直面すると。
若い世代が希望を持って生きられる社会にするというのが大きなテーマです。
それとも関連しますけれども、2030年気候危機打開、2030年に向けてですね気候危機打開に本気に取り組む、そういう政治に変えるということも、これも未来に生きる世代の大きな課題として取り組みたいなと思っています。
Q6.若者にまつわるテーマで今最も重要だと思っている課題は何ですか?
賃金が上がらない国になっているということじゃないですかね。やっぱり先進国の中でも日本ぐらいですね、実質賃金が30年下がり続けていると。働いても働いても賃金が上がらない、あるいは非正規雇用で、そもそも低賃金で雇用も不安定で、そしてコロナのような事態になると真っ先に切られる、そういう不安定な雇用を広げてきたその責任は、政治にその一端があるというふうに思います。
賃金を上げる、正規が当たり前、あるいは人間らしい働き方を実現する、そういうルールを作り徹底させる。長時間労働をさせないとかですね、ハラスメントは明確に禁止するとかですね、そういう政治に変えることは必要だと思います。
Q7.次回参院選(2025年)までの被選挙権年齢引き下げに賛成ですか?もし賛成なら、何歳まで引き下げるべきという意見もあればあわせて教えてください。
賛成です。18歳に被選挙権年齢も引き下げるべきだと考えます。日本共産党は1922年の創立ですけれども、その時から18歳選挙権・被選挙権を求めてきました。参政権というのは、投票による権利と被選挙権と一体のものとして運用されるべきですので、選ぶ権利を認めたなら選ばれる権利も認めて、そして様々な世代の声を、様々な意見を国政に反映させることが民主主義の上で大事だと思います。
Q8.所属する政党(日本共産党)のPRしたい点は何ですか?
そうですね、100周年今年迎えるんですけれども、やっぱり100年一貫してブレずにやってきた党だということはPRしたいですね。
とりわけ日本の政治のどこに異常があり、どこを正すかということを示してきたつもりです。
国民が主人公ではなく、財界や大企業の利益を中心に考えているというのは、あるいはアメリカの言いなりで、今度のオミクロン株の広がりについて米軍基地が由来だということについて、なかなか認めようとしなくて、まともに対策取れないという、そういうところに表れている政治の異常を正すという上でブレない党であるという点はアピールしたいですね。
Q9.自分以外に注目してほしい国会議員を教えてください。
共産党の議員はみんな注目いただきたいと思います。志位(和夫)さんや小池(晃)さんだけでなく、田村智子さんや倉林明子さんなど、参議院にもたくさん注目する論戦をやっている議員がいますし、私と同じ東京選挙区の吉良佳子さんなども、若い世代の代表として送り出していただいて、ブラック企業をなくすなどのそういう論戦に取り組んできましたので、国会論戦で注目していただきたい、共産党の議員ですね。そういうふうに思います。
Q10.政治家に必要な資質は何だと思いますか?その上で、自分に投票してほしい理由を教えてください。
なかなか難しいですね。人として最低限の資質があれば、どういう人がなってもいいと思うんですけどね。できるだけ幅広い人がなることが私は大事だと思います。その上で、私は社会は変えられるんだ、みんなで声を上げて、そして論戦と結びついたら変えられるんだ、そういう経験を共有したい、積み重ねていきたいというふうに思っています。ですから、みなさんが日々直面しているいろんな問題について、こう変えたいという願いを持っていたら、是非託していただいて、そして一緒に変えようというように呼びかけたいと思います。
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2022年参院選立候補予定者インタビュー、
今回は、日本共産党の山添拓 参議院議員(東京)です。
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