インタビューは2022年1月下旬に行いました。
Q1.自己紹介をお願いします
はい、国民民主党参議院議員の伊藤孝恵です。私はですね、6年前、政治経験も何もないんですけども、突然立候補しました。
そのときまだ子どもたちは1歳と3歳でおっぱいを飲んでました。たまさかですね、育児休業中で、国政選挙に挑戦をした初めての事例になったので、いろいろ批判もありましたけれども、育児や介護、こればっかりはやったほうにしか分からんと思ってくださった愛知の方々にここに送っていただきました。2020年には国民民主党代表選に挑戦をして、今は副代表として働いています。
Q2.政治家を志した理由は何ですか?
私はですね、娘に障がいがあるかもしれない、という風に言われて、眠れない夜を過ごす中で、その時たまたま見かけた当時民主党という政党の応募サイトに「世の中には納得のいかない法律や制度がたくさんあると、それを直接変えられるのが議員の仕事」だという風に書いてあって、号泣をしてですね。
その夜に応募書類を一気に全部書き上げて挑戦をしました。
世の中は障がい者に優しくないとか、不条理だと言って愚痴って生きる人生ではなくて、だったら変えてやると言うふうに立ち上がっていける母としての人生を生きたかったんだと思います。
Q3&4.この任期(6年弱)で特に注力したテーマや法案を2つ教えてください。
一つ目はですね、孤独対策です。
今このコロナ禍で、児童虐待認知件数、対応件数が最大になりました。孤独な育児保育によって、産後うつで自殺をするお母さん2倍です。小学校、中学校、高校の子どもたちの自殺も最大になりました。この国にはですね、今望まない孤独というのがあふれています。
そういう人たちを生きるに繋げる、そういう政策が必要だと言うことで大臣を設置してください。担当部署を作ってください。法律を作ってください。そういう活動をして孤独担当大臣が生まれ、担当部署も生まれ、そして骨太の方針にも関われました。
でも法的安定性がないんです。なので、国民民主党単独ですけれども「孤独対策推進法」というのを出しました。
その中で書いてあったヤングケアラー。これについても骨太の方針には書かれたけども、法的安定性が無いので、これ私、ヤングケアラー支法を書きました。今国会で提出しようと思っています。
生理政策にも取り組んでいて、生理とか閉経にかかる更年期障害って今まで個人の問題だと思われてきたものを、社会の問題なんだ、政治の言葉にするっていうのに挑戦をしました。
これはですね生理政策に取り組むというよりも、これ、実は私の政策でもなんでもなくて、本当に若い皆さんが寄せてくださった声に応えた形であって、オードリー・タンさんもおっしゃってましたけども「ソーシャルイノベーションっていうのは、今までの政治家が意見を募るみたいなシビックエンゲージメントではなくて、皆さんの声に政治家が参加をする。それによって良い政策が生まれる」という風におっしゃっていますけど、まさにそういう政策の作り方にも挑戦をしています。
Q5.次の任期で注力したいと思っているテーマは何ですか?
次の任期、今もやっているんですけども、内密出産です。
今この国の児童虐待児で一番多いのは0歳0ヵ月0日0時間、つまり産声をふさがれて亡くなる子どもたちです。
いくら相談窓口を拡充しても、そこにたどり着かない、母子手帳すら取りに来られないお母さんがこの国にはたくさんいます。
そういう方々には、医療的介助のある出産はどうしても必要。
そして子どもたちが生きていく、幸せになるためにどうしても必要だと思っているので、来期のみならず、今期から一生懸命頑張ります。
Q6.若者にまつわるテーマで今最も重要だと思っている課題は何ですか?
学校内民主主義については、皆さんとぜひ一緒に進めたいというふうに思っています。
やっぱり学校の中に何か不条理があったり、ブラック校則があったりするのを自分たちの手で変える、変えられるっていう体験は社会に出たときに必ず皆さんの力になります。
また、そのためのリテラシー教育というかですね。性教育、生理教育、エイジングリテラシーも、それからメディアリテラシーも、色々なリテラシー教育、生きて行くための教育っていうのが足りないと思っています。そういうことが必要だと思います。
Q7.次回参院選(2025年)までの被選挙権年齢引き下げに賛成ですか?もし賛成なら、何歳まで引き下げるべきという意見もあればあわせて教えてください。
大賛成です。わが党すでに衆議院選の公約で18歳被選挙権年齢の引き下げ、高校生衆議院議員を生むという風にお約束していますので大賛成です。
賛成の理由は三つあって、一つ目は成人年齢、成年年齢の引き下げに伴って、被選挙権年齢の引き下げをするというのが、OECD各国でも当たり前だと思います。
選ぶ権利、選ばれる権利同じ18歳が適切だというふうに思っています。それからですね、皆さんの投票率が低いっていうふうに言うのであれば、一番それに効果的なのは、自分のクラスメイトが、自分の友達が、挑戦をするのを間近で見ることです。
そういった投票率のこと、それから何よりですね、若者政策を我が物として推進する議員がこの中にいるのといないのとでは大違い。だから、その当事者を生みたいと思っています。
Q8.所属する政党(国民民主党)のPRしたい点は何ですか?
わが党はですね、対決より解決。これを徹底している党です。
反対って言うんだったらその理由を述べる、理由を述べられるんだったら、それを政策にできる、法律にできる。これを徹底している党というところです。
あとはですね、あらゆる政策分野のスペシャリストがいるんです。経済だったら日銀、元財務省とかね、外交防衛だったら元外務大臣もいます。
私は元報道記者だったり、スタートアップをやってたりします。
そういうあらゆる分野のスペシャリストたちがいて、その政策を本当に深く議論をいつもしている。それがわが党の特徴だと思います。
Q9.自分以外に注目してほしい国会議員を教えてください。
これはね、私に勇気ある内閣総理大臣指名選挙に一票を投じてくださった、秋田県選出の寺田静参議院議員。
彼女はですね、私への期待の一票と言うよりはやっぱり子ども子育て層の声が届かないこの国会に、そしてこの権威主義・前例主義のこの国会に対して一票投じたということでもあると思うし、それを変えたいって言いながら、いつの間にか慣れてしまっていた私への投げかけだったとも思いますね。
彼女が面白いのは、1回目、2回目、3回目を経て、3回目終わった時に、「ほら考恵さん。最近首班指名選挙も自分の思った人に投票するっていう流れできたでしょ」ってにこって笑ったんですね。彼女はね、インサイドアタッカーだと思います。
Q10.政治家に必要な資質は何だと思いますか?その上で、自分に投票してほしい理由を教えてください。
これが一番難しいですね。人が好きな人がいいんじゃないかなと思います。
何かたまらないという事を聞いたら心が震えて、思わず足が動いて、一生懸命動く。
議員になったから何か変わってしまうとか、誰かに何か言われたから変えるっていうようなものじゃない、「ごん太の物差し」をここに持っている人がいいんじゃないかなというふうに思います。
その上でですね、私にできることはまだ少ないかもしれないけど、皆さんから何かたまらないということを預かったら、それを自分以外にも頼むって言える超党派の友達が多いことが私の強みかと思います。
なので、どうか預けていただいたら一生懸命動きます。
そして私に一票を投じてくださったのならば、この後ずっとしっかり見張っていただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。
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2022年参院選立候補予定者インタビュー、
今回は、国民民主党の伊藤孝恵 参議院議員(愛知)です。
■伊藤孝恵 参議院議員
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