統一地方選

青木崇【2023年統一地方選挙】若者のミカタ立候補予定者インタビュー

日本若者協議会では、将来視点で行動する”若者のミカタ議員”を2030年までに日本全国で4000人誕生させることを目的に、「若者立候補育成プロジェクト2030」を実施していますが、2023年に行われる統一地方選挙で、若者が望む政策の実現を目指す若者(39歳以下)を、若者のミカタ立候補予定者として認定し、当選に向けて支援したいと考えています。

現時点で認定している「若者のミカタ立候補予定者」は、下記になります。 https://youthconference.jp/archives/6297/

今回は、自民党から、長野県松本市・東筑摩郡区で出馬予定の青木崇さんのインタビューを紹介します!

インタビューは、2023年2月中旬に行いました。


青木崇さんプロフィール
平成元年松本市生まれ。松原在住。深志高校60回卒。高崎経済大学中退。元衆議院議員第一公設秘書。2015年松本市議選にて「県内初の平成生まれ議員」として初当選、2019年に松本市議選にてトップ当選。2021年県議補選にて23,786票にて次点で落選。現在は自由民主党公認として長野県議会議員選挙に立候補予定(松本市・東筑摩郡区)

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----政治家をなぜ目指すようになったのですか。
きっかけは小学5年生のときに、テレビの特集番組でゴミの最終処分場の容量が充溢していることが取り上げられていたのを見た時です。その時から社会問題に関心を抱き、これらを解決する職種に就きたいと思っていました。大学時代には経営の手法(ソーシャルビジネス)に興味を持ち、タイミングと運があれば政治というアプローチにも挑戦したいと思って活動してきました。その後縁があって国会議員の秘書となり、松本市議選というタイミングが巡ってきて立候補いたしました。
私は社会問題を解決して1人ひとりの困りごとや課題に寄り添い一緒に解消していきたいと考えています。日々、やり甲斐を感じており、これからもこのスタンスで活動に取り組んでいくつもりです。

----長野県・松本市のどのような課題を解決していきたいですか。
松本平は北アルプスを眺望することができ、世界的に有名な上高地が存在するなど自然に溢れた地域です。一方、松本市街にはイオンやパルコなど若い人が行き交う施設が多くあり、自然と都会性が調和した良い地域であると思います。
地域としてのポテンシャルがある一方、課題も多く山積しています。まず待機児童問題です。私も市議時代には「保育の受け皿を増やしていくべき」と主張し集中的に取り組んできましたが、いまだに解消はされていません。子育て支援、特に保護者が働きながらも子育てできる環境を整えていきたいです。
そして交通面、特に渋滞問題が深刻です。県道の拡幅整備が進んでいないところがあり、これは市議の立場ではどうしてもできなかった部分です。県議となって国道県道の拡幅整備を訴えていきます。他方、日本で一番標高が高い「信州まつもと空港」があり大きなポテンシャルがあると思います。国際線・国内線の就航便を多くして県外から人を呼べる環境をつくるだけでなく、空港を中心として路線バスやデマンド交通を整備していき、あらゆる人の「移動する権利」を保障していきたいです。
最後にジェンダー、働き方、文化(スケートボードやe-sport)などあらゆる観点で、今の時代の感覚に政治や社会が追いつけていません。私の30代としての視点から今の時代にあった政治や社会にアップデートしていきます。

----松本市議会議員としての経験をどう長野県議会に活かしていきたいか。
松本市議を2期務め、2期目には最大会派の会派長もやりました。政策部会の部会長も務め、議会のデジタル化やコロナなどの大規模災害時にもオンライン上で議会が運営できるよう、条例改正を推進してきました。その結果、早稲田マニフェスト研究所主催の「議会改革度ランキング」で我が市は全国7位(中核市の中では1位)を獲得することができました。議会改革など行政に訴えかけ政策を実現してきた市議会での知見を活かし、また誰よりも松本市のことを考えて活動してきた経験から市と県のパイプ役として、県議会でも精力的に取り組んでいきます。

----最近、自民党の公認申請を出したと伺いました。なぜ自民党から出馬しようと考えたのでしょうか。
私はグローバリズム化が進んでいる現在でも日本人が日本人らしさを失わない、また正直に生きていれば報われる社会を実現したいと考えています。これまでもこのビジョンを持ち、保守的な立場で活動をしてきました。そして同時に、政治には責任と実効性のある政策、またデータに基づいた政策決定を望んでいます。考え方、責任と実効性を重視し、今回は自民党(与党)という立場からやりたいと思い公認申請をいたしました。
正直、私の地域では自民党は強くありません。ただ長野県は「本来の保守主義とは何なのか」ということを議論することのできる地域だと思います。信州であれば本来の保守主義を追求できると考え、あえて私は自民党という立場から信州人を巻き込んで政治について議論していきたいと思います。

----これまで「若者の政治参加」について取り組まれてきたと伺っています。県議会ではどのような活動をしていきたいと思っているか。
市議会時代には、SNSを使って若い人に政治の情報を届ける活動を重点的に行ってきました。若い人から意見をもらう以前に、市議会でどのようなことが課題になっているか伝わらないと疑問点は出てこないと考えたからです。Instagramを今風に変え、若い人や女性にも届くよう情報発信に努めています。
そして市議として若い人の視点、立場に立った主張を常日頃から行ってきました。初当選後すぐに「若い人たちの実態調査をしてほしい」と意見しました。当事者としての想いをこめ、将来世代の負担にならない市政運営をやっているか主張してきました。今回の県議選でも子育て支援と教育の充実を掲げて活動しております。0歳と1歳の子どもを育てている1人の父親として、経済的また社会的なサポートが足りていないことを痛感しています。国でも長野県でも少子化対策は待ったなしの状況です。現役世代にお金を使ってくれる政治に転換していきます。

----松本市議会では「初の平成生まれの議員」として活躍されてきたと思います。その意味や重要性をもう少し深く教えてください。
議会の中は多様な立場の人が沢山いることに価値があると信じています。若い人のみならず、ある世代や集団の声が代表されていない状況は非常に問題です。皆さんもぜひ「自分たちの声を代弁してくれる人は誰なのか」という視点で選挙に行ってほしいと考えています。そしてそのような人を見つけ、自分の声を届けることも大切です。「自分たちと同じ目線の人が議会にはいるのか」という視点で議会をみてほしいと思っています。

----当選後、どういった活動を行い政策実現に繋げていきたいですか。
議会活動は歩いて皆さんの声を聞くことに他なりません。先ほど述べたように、私は様々なツールを用いてプッシュ型で情報を皆さんに届けています。いつでもどこでもコミュニケーションできる機会をつくるべく、公式LINEを立ち上げ「LINE相談室」を運営しています。24時間365日いつでも受け付けています。
その他にもTwitter・Facebookなどネットを通して、あるいは報告会やお茶飲み会、Zoom会議、街頭演説など現場での活動を通して「顔の見える政治家」として頑張っていきます。いつも皆さんにとって最も身近で話しかけやすい、何をやっているのかわかりやすい政治家となり、地域の若者が持つ生の声を政治に反映していくことを自分のモットーに活動していきます。

----最後に、長野県松本市に住んでいる人、今後立候補を検討している若者に向けてメッセージをお願いします。
私の地域でも投票率が非常に低くなっています。若い人の4人に1人しか投票に行っていない状態です。自分の権利としてあるものですし、議員を巻き込んで自分の街を良くする絶好のチャンスにも関わらず、ただ税金を納めているだけでは非常にもったいないと思います。まずは選挙に行ってみてください。そして私でなくともどの候補者でも良いので、政治家と会ってみてください。選挙のスタッフをやってみる、SNSをフォローする、アカウントにリプライを飛ばすなど、政治家に触れることから社会問題に対して当事者意識が生まれてくると思います。
そして今後、立候補を志望している方に向けたメッセージです。最初は正直何をすればいいのかわからないと思います。私も最初出馬した時には誰も教えてくれず苦しかったです。そうした経験から、私はアドバイスを求められた人には私の考え方やノウハウ、選挙に必要な情報を惜しみなくお伝えしてきました。長野県以外の全国どこでも、挑戦する方には協力していきたいと思います。お気軽にご連絡ください。

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