統一地方選

中川しゅんいち【2023年統一地方選挙】若者のミカタ立候補予定者インタビュー

日本若者協議会では、将来視点で行動する”若者のミカタ議員”を2030年までに日本全国で4000人誕生させることを目的に、「若者立候補育成プロジェクト2030」を実施していますが、2023年に行われる統一地方選挙で、若者が望む政策(末尾)の実現を目指す若者(39歳以下)を、若者のミカタ立候補予定者として認定し、当選に向けて支援したいと考えています。

現時点で認定している「若者のミカタ立候補予定者」は、下記になります。 https://youthconference.jp/archives/6297/

今回は、日本維新の会から、埼玉県川口市で出馬予定の中川しゅんいちさんのインタビューを紹介します!

インタビューは、2023年1月末に行いました。


中川しゅんいちさん プロフィール
昭和62年(1987年)生まれ。35歳。川口市東川口在住。ITスタートアップ企業での支社立ち上げや、NPO法人での障害者グループホーム運営などを経験、現在2023年度川口市議会議員選挙に日本維新の会から挑戦中。シェアハウス「コトハウス」運営、住宅確保要配慮者向けシェアハウス事業者連盟 事務局長、NPO法人バーチャルライツ 公共政策部施策推進担当。
Twitter
Instagram
Youtube

----政治家をなぜ目指すようになったのですか。
これまでの経験から政治の重要性を痛感したからです。初めに就職した会社がいわゆる「ブラック企業」で、体調を崩し鬱気味になり自宅で寝て過ごす時期がありました。普通にご飯を食べて仕事に行くという当たり前の生活の大切さに気づきました。こうした経験から、「今の世の中は一旦退職すると再チャレンジすることが難しい」と感じ、私が政治家になり変えていきたいと強く思うようになりました。
こうした経験から若者支援活動を行い、虐待やDV、経済的に困難な人の声を多く聞いてきました。これらの問題はばらまきしたり手を差し伸べるだけではなく、既得権や規制を変えていかないといけません。
そのため今では日本維新の会の川口市政対策委員として活動しています。

----最後にも少し触れていましたが、なぜ日本維新の会から立候補することを選んだのでしょうか?
日本維新の会は若者支援や福祉に弱いというイメージを持たれています。ただ実は維新はNPO出身者も多く、今回の統一地方自治体選挙でも身体障がい者が立候補を予定しているなど、実際とは異なっています。
維新は規制改革や経済成長と同時に、教育の無償化を打ち出していることも特徴の1つです。機会の平等や個人の自由な選択、価値観の認め合いの重要性を主張しています。
大阪都構想などまさにそうですが、教育無償化はコストカットも重要になってきます。またブラック企業を退社しようとした際、行政のハローワークや福祉の窓口に助けを求めても、非常に非効率で情報公開も進んでおらず、改善が必要だと強く思いました。日本維新の会はそこにも切り込んでおり、非常に共感しております。
また私が重要視している「起業」「再チャレンジ」とも親和性がありました。
こうした「政策の一致」から、公認申請を行い、現在に至っています。

----当選後、川口市でやっていきたいことがありましたら教えてください。
HPでは大きく8つ政策を挙げています。その中でも特に川口市で実現したいことは3つあります。
第1に税金の適正化と情報公開です。川口では寄付者の情報を基本的に公開しなければならないところ、制度の裏道を使って公開しないことが常態化していました。(川口方式)
「住みやすい街ランキング」で1位になったこともあり、人口が増え地価も上がり税収も増えています。そのため予算が適切に決められていない点が散見されます。政務活動費は埼玉の中核都市の中で1番高く、その内訳が公開されたのは令和3年度からでした。最近では大きな美術館を新設する計画が明らかになっており、果たして何十億もかけて建設必要があるのか疑問です。税金の無駄づかいを抑制し情報公開を進め、例えば若者支援など必要なところにお金をかけていきたいです。

川口方式とは…政治資金規正法は、5万円を超える個人寄付は寄付者の氏名を報告書に載せることを義務付けているが、会費の場合は明かさなくてよいとされている。川口市では寄付と同様の集め方をしながらも会費として徴収することで氏名の公表を避けることが常態化している。1人あたり約5万円を集めていた議員や政党支部が複数あった。

朝日新聞 https://www.asahi.com/articles/ASQCX6VR0QCTUTNB00J.html 

第2に若者政策です。例えば期日前投票所設置数は東京都やさいたま市と比べて少ないです。また川口は中核市に位置しており児童相談所の設置が県とは別に独自に設置できるものの、「お金がもったいないからいいでしょ」という空気から、子ども若者にお金をかけていません。
第3に地域格差の解消です。川口といえば商業施設の多い川口駅や様々な国籍の方が住んでいる西川口駅周辺などをイメージされると思いますが、例えば川口の東部はのどかな郊外でそれぞれに地域性があります。右から左まで大企業の倉庫ばかりある地域もあります。現在、それらの地域への支援は非常に手薄で、地価が上がっている中心地に多くの行政支援が集まっている状況です。

----これまで様々な活動をされてきたと思いますが、それらの知見を活かした中川さんならではの政策はありますか。
空き家の活用です。政治活動とは別に、埼玉県と東京都で空き家を活用した事業を行なっていました。空き家は郊外や地方の問題として長年指摘されてきましたが、川口などの都市部でも同様に問題となっています。相続の関係で放置され売却もできない物件が多くあります。一方で住居に困っている人もたくさんいますし、地域コミュニティの衰退を招きます。その解決策として私は空き家の有効活用があると考えています。大都市ではコミュニティがなくとも大規模商業施設など民間施設ができれば問題ないというスタンスになりがちですが、その点も問題提起していきたいです。

----現在、こうした政策を川口市の皆さんに届ける活動は順調ですか?
(当選が)どうなるかという不安はまずありますが、何より「市民のためになれているだろうか」と考えてしまいます。よく駅前で挨拶や演説をさせていただいていますが、迷惑になっていないだろうかと考えてしまう。ただ地道に活動を続けていくことで道は拓けるのかなと思っています。

----当選後、こうした政策をどのように実現していこうと思っていますか?
正直、議員1人だけで実現できることには限界があると思います。どうしても大きな会派や政党の仕切りによって決まってしまいます。私はまず担当課や議員に納得してもらえるような提案を地道にしていきたいと思います。政策面で大きく考え方が違う人であっても折衝を重ね、自分自身からも意見を述べることが重要だと思います。声高に「〇〇をやりたい」と叫んでいるだけでは何も実現することができません。1つ1つ地道に積み重ねていきます。

----最後に抱負と、読んでいる人に向けてメッセージをお願いします!
ここまで読んでくださりありがとうございます。(若い人は特に)政治との距離を感じている人は多いと思います。ただ私が挑戦する市議会は本当に近い存在で、一歩踏み出せば政治を感じることができると思います。
「学校の校則困ってます」や「家の前の道路が汚いんだよね」といった身近な相談から、中川を通して政治に触れてもらえたら良いなと思います。もし「中川を手伝ってもいいかな」「一緒に駅前に立つのは難しいけど、チラシのポスティングとかならいいかな」と思ってくださる方がぜひご連絡ください!

おすすめ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です